訪問入浴部での感染症対策 -レジオネラ菌-

ラ・ケアでは、感染症対策の一環として、レジオネラ菌対策を実施しています。
レジオネラ菌を99%殺菌するには、60℃以上の湯と塩素系の消毒薬が一番有効とされています。
入浴車のタンク容量を平均260Lとして、26mgの次亜塩素酸ナトリウムを使用し、
ラ・ケアでは以下のように月に1度の消毒を実施しています。

<消毒の手順>
1.タンク消毒をする日の朝に次亜塩素酸ナトリウムをタンク内に入れ、1時間放置する。
2.1時間後に給湯ホースから排水(ポンプ内も消毒薬を通過させる為)し、60℃以上に湯温を設定し、
タンク内を清掃する。
*この手順で同時に、緑膿菌対策も行っています。

☆レジオネラ菌とは☆

レジオネラ菌は、土壌や河川・湖沼などの淡水に生息しています。
一般的に菌が増殖に必要な温度は20℃~50℃と言われており、死滅の温度は70℃以上と言われています。
レジオネラ属菌は栄養源の有機物がある、スライムやバイオフィルム(生物膜)などに生息し、
他の細菌や海藻等から必要な栄養分を吸収して増殖します。

☆感染すると☆
肺炎型(レジオネラ肺炎)主症状は、悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉通。呼吸器系症状は痰の少ない咳、少量の
粘性痰、胸痛、呼吸困難。その他の症状としては腹痛、吐き気、下痢、意識障害、歩行障害。
熱性疾患型(ポンテイアック熱)主症状は発熱、寒気、筋肉痛。

☆予防対策☆
次亜塩素酸ナトリウムによる水の消毒
※次亜塩素酸ナトリウムは細菌(一般細菌、MRSA、芽胞、緑膿菌、結核金、真菌、一般ウイルス、HBV、HIV)
にも効果があります。